無料で手軽にできる一般的な近視トレーニングをご紹介
昔から広く世間一般で行われている、視力低下を防ぐための目の運動や視力を回復させると言われているトレーニングはいろいろありますが、ここでは基本的に無料もしくは格安で手軽にできるトレーニングをご紹介していますの、参考にしてください。
トレーニングといっても、難しいことは全くなく、簡単に言うと要は目の運動です。
視力と目の周りの筋肉は密接な関係がありますから、その筋肉を動かして、コリをほぐしたり、刺激を与えたりして、鍛えてあげるということなんです。
ピントを合わせる器官である水晶体を調節する筋肉が毛様体筋、眼球を動かすための筋肉が眼球移動筋などと言われていますが、それらを運動させることが、目にとって良いということです。
無料で手軽にできる毛様体筋トレーニング
遠近訓練
遠近トレーニングなどとも言われていますが、最もポピュラーな訓練法なので、知らない人はいないのではないでしょうか。
やり方はその名の通り、近くを見たあと、遠くを見るということを繰り返します。
- 自分の人差し指などを顔の近くに持ってきて5秒ほどじっと見つめます。
- 次に遠くの目標物を10秒ほどじっと見つめます。昼間なら外の景色、夜なら部屋の飾り物など
望遠訓練
遠方凝視法などとも言われていますが、遠くを見るのは目に良いというのは、視力が悪くない人でも知ってますよね。
やり方はその名の通り、遠くにある目標物を決め、意識してじっと見つめます。
無料で手軽にできる眼球移動筋トレーニング
目まわし体操
目まわし体操は読んで字のごとく、目を上下左右にぐるぐる回したり、寄り目のしたりを繰り返す運動です。
具体的なやり方は…
- 目をつぶってから、目を開けた瞬間、上を5秒見る
- 目をつぶってから、目を開けた瞬間、右を5秒見る
- 目をつぶってから、目を開けた瞬間、下を5秒見る
- 目をつぶってから、目を開けた瞬間、左を5秒見る
- 目をつぶってから、目を開けた瞬間、寄り目を5秒
最初はうまく動かせなかったり、寄り目などをすると、すぐに目の筋肉が痛くなってきます。
これは普段の生活で一点を見すぎていることで、目の筋肉が凝り固まっている証拠です。
何日か続けていると、目をぐるぐる回せるようになったり、寄り目をしても痛くなくなったりしますので、コリがほぐれていると実感できますよ。
ただし、やりすぎには注意しましょう。
格安のアイテムを使って行うで目のトレーニング
ピンホールメガネ 105円~
ピンホールメガネはメガネの形をしているものの、レンズが入る部分に小さな穴が無数に開いているものです。
アイマスク型のピンホールアイマスクもあります。
ピンホールメガネをかけてモノを見ることで、水晶体を薄くする必要がなく、見えるようになります。
原理は目の悪い人がモノを見る時、目を細めるのと同じですが、このメガネで見る時は水晶体を動かさないので、毛様体筋を休ませることができます。
実際にかけてみるとわかりますが、ぼやけていたものがハッキリ見えるようになるので、すごく不思議な感覚ですよ。
100円ショップで入手できますので、試してみてはいかがでしょうか。
3D 立体視 マジカルアイ 絵本 500円~
マジカルアイやマジックアイとも呼ばれる方法で、ステレオグラムと言われる方法で作成したイラストや写真などを使用します。
目の焦点をずらして見ることで、二次元のものが三次元に見えるので、3D、立体視などと言われています。
やり方としては平行法と交差法という二種類あります。
平行法というのは、2枚並んだ絵や写真の右側を右目で見る、左側を左目で見ることで絵や写真が立体に見えるというものです。
この時の目の動きとしては、遠くを見ている時と同じように水晶体が厚さが、毛様体筋によって調節されます。
交差法というのは、その逆で右目で左側を見る、左目で右側を見ることで立体に見えるというものです。
この時の目の動きもまた逆になり、近くを見ている時と同じように水晶体の厚さが、毛様体筋によって調節されます。
このうち、近視の改善に効果的と言われているのは平行法です。
近視というのは水晶体が異常に厚くなっている状態ですので、平行法で水晶体を薄くする目の動きを身につけることで、視力が回復する可能性があると考えられています。
普段、近くのものを見続けているからこそ、近視状態になってしまうわけですから、遠くを見ている時と同じように状態にさせて、固まっている毛様体筋をほぐすということですね。
しかし、やってみるとわかりますが、平行法は非常に難しいのです。
交差法は軽く寄り目にすることで、比較的、簡単に立体視ができますが、平行法は通常ではやらない目の動きをしなくてはいけないのが最大の欠点です。
これらの近視トレーニングには、考え方の基となった二つの異なった理論があります。
それが「ヘルムホルツ理論」と「ベイツ理論」です。
現在の眼科では、毛様体筋が遠近調節を行なっていると唱えるヘルムホルツ理論が基準となっています。
それに対し、ベイツ理論では眼球移動筋が遠近調節を行なっていると唱えています。
どちらが正しくて、どちらが正しくないということは、今のところハッキリしていないのが現状のようです。
しかし、いずれにしても、これらの近視トレーニングを実践すれば、ある程度の視力回復は可能だと言われています。
ただし、最も重要なことは正しいトレーニング法を継続するということです。
どんなに効果が期待できたとしても、1日や2日やっただけで、劇的に視力が良くなることはありません。
仮に1回で見えるようになったとしても、一時的なものと考えた方が良さそうです。
例えば、3D立体視の平行法が近視に効果的だとわかったとしても、大人でも難しい平行法を習得して、実践するということを子供が続けられるでしょうか?
中学生や高校生なら、自分の悩みを解決するためにということが理解できるので、続けられるでしょう。
しかし、小学校低学年の子供や未就学児には、ちょっと厳しいことかもしれません。
そこで、そんな子供たちでも簡単にできて、楽しく続けられる視力回復法、アイトレーニングをご紹介します。
アイトレーニングは9年間で1087名にものぼる子供の視力を0.8以上に回復させてきた実績があり、改善率は驚異の90%以上という、効果実証済みの視力回復法です。
次のページで詳しく解説していますのご覧ください。