超音波治療器の役割と効果
最近、注目を集めている超音波治療器ですが、その原理はどのようなものかを簡単にご説明します。
目の超音波治療器というのは、機械で発生させた超音波エネルギーが、目の深層部の細胞組織に刺激を与えることで、手では届かない目の奥深くのマッサージをするようなものです。
目の深層部をマッサージするとどのような効果をもたらすのかといいますと、毛様体筋のコリをほぐしたり、眼球内の血行を良くしたり、新陳代謝を活性化してくれるなどがあります。
これらの働きから目の疲れに関しては、通常よりも短時間で疲れを軽減させると言われています。
肝心の視力回復や近視改善の効果はと言いますと、子供の仮性近視などには一定の効果があったという臨床データがあるようです。
さらにそのデータから厚生労働省承認医療機器となったものもあるようですので、安全性にも問題はありませんが、確実に視力が回復するということでは無いようです。
これらを踏まえて、超音波治療器の役割を考えますと、超音波で目のマッサージをしてくれることで、目の疲れを回復させるのには非常に効果的です。
これだけではなく、他の視力回復トレーニングと併用することで、近視を改善させる可能性高くなると言えると思います。ただし、大きな問題点がひとつあります。
それは価格が高額だということです。
現在、日本で売られていて厚生労働省の承認を受けている家庭用の超音波治療器は、ソニマック、アイパワー、フタワソニックなどが代表的です。
これらの基本的な原理はほぼ同じですが、どの治療器も価格は高額です。
具体的な価格は以下の通りです。
ソニマック | アイパワー | フタワソニック |
---|---|---|
価格:71400円 |
価格:92400円 |
価格:131980円 |
一番、安いソニマックでも71400円となっています。
この治療器だけで、視力が良くなったり、近視が治ったりすれば、確かに安いかもしれません。
しかし、高いお金を出したのにも関わらず、目が良くならなかったら?と考えますとちょっと二の足を踏んでしまいます。
ただ、眼精疲労には効果的ですし、他の視力回復トレーニングと併用することを前提に考えますと、検討の余地はありそうですね。
まとめ
- 医療機器として臨床データが厚生労働省に承認されている
- 眼精疲労などは通常よりも短時間で軽減される
- 他の視力回復トレーニングと併用すると効果的
- 非常に高額なのがデメリット
次は昔から行われている目の疲れを取る方法や視力を回復させる訓練など、無料でできる一般的な近視トレーニングについて、取り上げていますのでご覧ください。